東野圭吾「白夜行」読んだ!読めた!!
2008年 02月 14日
anちゃんに借りてた「白夜行」。
長い間借りてました。。。
読書ブームは何ヶ月かお休みしていましたが、
またやってきたよ。
何と言っても、わたしの読書人生(ま、少ないが)の中で、
一番の分厚さ!!!!約860ページ!!!!
何ヶ月か前にしおりを挟んだ場所は300ページ目。
この火曜日、水曜日の夜に寝不足覚悟で読みきっちゃいました。
読めたのは当然、お話がおもしろかったから。
東野圭吾さんの作品は「殺人の門」、「容疑者Xの献身」と読んで、
3作目です。
「殺人の門」に似てますね。さみしい感じが。
かなりの長い期間(19年かな)がこの1冊に閉じ込められてます。
1人のステキな女性が中心となって物語りは進みます。
ただ、彼女(雪穂)の本心は全く表現されません。
むしろ、彼女を取り巻く人間達の本心は全て読み手はわかります。
そして、もう1人の男性(桐原)も彼女と同じ様に時代を進んでいきます。
全く接点はありません。
接点がない様に思えますが、それは成長してからの話。
実は冒頭で起こる殺人事件で、殺された男の息子が桐原。
その男の愛人じゃないか、とウワサされた女の娘が雪穂。
この事件での犯人は見つからず、時効も成立。
ただ、この事件を担当した刑事が時効成立後も、事件を探る。
いろんな登場人物が入れ替わり登場するので、
えーっと、これ誰だっけかなってなる時もあったけど、
最後の数ページで、急にわたしの目に涙が溢れました。
溢れた直後に物語りは終わり。
空虚というか、ポッカリ穴が開いた気がする。
けど、つながらないようでつながった2人の関係を考えて、
再びじんわり涙が。
本を読んだ後に少しボーッとしてしまいました。読み疲れたのか!?(笑)
東野圭吾すげーな、おい。
「容疑者~」もおもしろかったけど、わたしはこういう作品、「殺人の門」みたいな、
東野さんのダークな部分が発揮された作品の方がダイスキですな!
by mellowww
| 2008-02-14 21:47
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