「エターナル・サンシャイン」忘却とは前進すること・・・。
2007年 07月 18日
かなり経ちましたが、やっと観ました。
これ、すごいつらい。
ある人についての記憶だけを消せるっていう技術を商売にしてる会社があるのです。
お客さん(患者さん?)の中には、死んじゃったペットの記憶をなくしたい、って人も。
大半は、ダイスキだった人と何らかの理由で別れて、
その人との記憶を消したいという内容。
消す時には、博士に相手の人と出会った場面や、スキになった場面、
特に楽しかった場面やシアワセを感じた場面などをお話します。
※これテープに録音。
思い出の品も全て没収です。
記憶を消した後に、自分の部屋にあったらおかしいので。
夜中寝ている間に記憶を消す作業を自宅でしてくれて、
朝起きた時にはちょっと二日酔い程度のだるさで、
指定した人との記憶がすっぱりなくなってます。
これ観てて思いましたが、人をスキになる感情って積み重ねというか、
いろんな思い出がさらにその人のことをスキにさせますよね。
一個一個思い出が消されていくのですが、
シアワセな思い出程、消えるのがとってもつらいんです。
主人公もわたしも(笑)←感情移入し過ぎです
最後は(最初からわたしはわかってましたが!先読み出来たのは珍しい!)、
恋愛ってやっぱそうこなくっちゃ的なまとまり方です。
途中、現実なのか脳の中の思い出なのか、ごっちゃで混乱しましたが、
ココロに強くズキンと響く映画でした。
「忘れることは許すこと」らしいです。
わたしは最終的につらい別れ方をした人との楽しかった思い出を、
たまに思い出してはニヤニヤしてます(笑) コワッ。
その思い出で明日も前進出来る!(^^;)
なので、テーマである「忘却は前進すること」とは違って、
結果的にツライ別れ方をしたとしても、それを受け止めてこそ、
前進っすよね!それまでに、たーーーーくさんの楽しいシアワセな思い出があるんだもん。
この映画を観て、さらにその気持ちが強まりました。
いい映画だ。
その人のことを忘れたいけど、あの思い出は消したくないってのはつらい!
音楽がもっと印象的なものだったら、なお良い。惜しい。
ジャケットはラブラブな感じですが、内容は全く・・・(苦笑)
なんで、あんなジャケにしたのか理解不能。
あれじゃ、甘甘のロマンスを想像してしまう。。。
もっとかっちょいい内容なのに、なんであんなのに・・・(くどい)
ジム・キャリーが優しくちょっと弱い男性を演じていますが、
あんなかっこよかったでしたっけ??
彼ならではのおちゃらけシーンも少しはありますよー
by mellowww
| 2007-07-18 23:03
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