2014年10月母が乳ガン(ステージ4)に。リンパ→脳→皮膚転移しましたが、前向きに治療に取り組んでいるのを、少しお手伝いしています。


by mellowww
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

宮本輝「彗星物語」ほのぼのだけどジンワリ。

b0021311_21232784.jpg

この本、のほほんとしてていいっすわ~・・・(^^)

敦子さんというお母さんが主人公です。
だんなさんが仕事でハンガリーに行った時に、日本の勉強したい!っていうハンガリー人、
”ボラージュ”に出会いまして、「じゃ、俺が面倒みたる!」的な感じで、
ボラージュの日本での生活の面倒を一切見ることになった訳でして・・・。

このおうちは、敦子さんとだんなさん、長男(24)・長女(21)・次女(18)・次男(11)、
だんなさんの妹(36)・妹の子供4人・おじいちゃん・犬・・・すごい。大家族。
そこにボラージュ(25)が3年間の期間限定で同居します。

最近わたしが読んでいる本のように、人が死んだり、事件を捜査したりなんて物はなくて、
家族が日常経験するトラブルや、外国人と暮らさなければいけない葛藤、
反対に留学生が味わう不安などをどう解決するかを題材にしています。

解決法に正解はないけど、みんなで話し合って決めたり、
当事者がケンケンしてても、犬が和ませたり、おじいちゃんが喝を入れたり、
なんだか騒がしくも微笑ましい家族です。

自分勝手な留学生のボラージュにも、物語の後半部分では「ええ子やん」って思うし、
次男の恭太の成長ぶりもとても愛らしい。
舞台は大阪・伊丹市なので、話し言葉も暖かい。

最後は今までアバウトにやさしい空気だったのが、
一気に胸にズキンとくる感動で読み終えました。

~突如、彗星の如く~(敦子さんが何度もこの言葉をかみ締めます)
この言葉はわたしにとって、新鮮な言葉でした。

いろいろなことは彗星のように現れ、彗星のように去って行く。
あの人はわたしにとって彗星のような人かもしれないし、
わたしの存在が誰かの彗星になっているかもしれない。

彗星は強烈な光を残していく。
わたしも誰かのココロに強い存在を残して、消えたと思わせても、
一定の周期に乗って、また何か違う形でシュイーンって現れたい(^^)

わたしを忘れないでね☆←遺書みたいだな(--;)
[PR]
by mellowww | 2007-08-06 21:23 | 本について