東野圭吾「容疑者Xの献身」スイスイ感心。
2007年 07月 09日
脳内は「食」に囲まれていたって、読書もたまにはするのよ~
ってなことで、おもしろ本をお借りして、先日読み終えました。
わたしの中では初”東野圭吾”さん。「手紙」は超有名ですが、読んでません。
わたしは鈍クサく、物事の先を余りうまく読めないので、
推理小説の先は全くと言っていい程、予測不可能であります。
だからなのか、推理小説はスキです。
この本もとても思いつかないネタの推理小説です。
物語の始まり間もなく殺人が起きます。
犯人は読書側にはわかっています。共犯者ももちろん。
ただ、どのように隠蔽したのかは全くわかりません。
殺人が起こったのは事実なんですが、その殺人で気付く人の気持ちや、
愛情の深さが後半部分で、頭にガツンと響きます。
読む人によれば、この愛情をキモッて思うかもしれませんが、
わたしには、ここまで人を強く愛せないと感心してしまいました。
アリバイ工作などは、ひとつひとつが納得できる物で、
早く次のページが読みたくて読みたくて、たまらないお話でした。
また主人公(たぶん主人公は石神さん)を取り巻く人達が、
あたたかい。
何かでつながった友人ってのは、いつ再会しても、
そりゃもう心地良い雰囲気をまとってますよね~
そんな懐かしい友人のことも思い出せるお話でした。
東野圭吾さん、ちょっとハマリそう。今読んでいるのも彼の作品です。
分厚いので、ちょっとゲンナリしてますが、既におもしろいです。
また読み終えたら、ここに載せますね~☆
by mellowww
| 2007-07-09 23:22
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